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外壁引張試験について…外壁塗装面編 ―2022年1月29日
2022.01.29
皆様こんにちは!現調積算課の和田です。
以前のブログ(←こちらをクリック)で、タイルの引張試験についてお話しさせて頂きましたが、外壁塗装面に対しても引張試験を行う場合があります。
やり方はタイル引張試験と同じように、金属製のプレート状アタッチメントを被試験箇所に接着し、引張試験機を固定し少しずつ引っ張る力を加えていって外壁が剥がれた時点での数値を計測します。そしてその数値が大きい程、外壁下地に対して塗膜が十分に密着しているという事になります。(国交省基準値は、下地の種類によって異なりますがRC(鉄筋コンクリート)の場合は0.7N/㎟となります)
写真は、今月より着工しております千葉市内にある13階建のマンションの外壁下地調査を行った際のものです。
機械の数値は3221Nを示しています。
アタッチメントの大きさが40㎜×40㎜なので、3221N÷1600㎟=2.01N/㎟となり、基準値をクリアしており外壁下地には十分な強度が保たれていることが実証されました。
これで安心して工事を進めて行く事ができます。
(本工事の進捗については引き続き当ブログにて定期的に発信していきたいと思います)
外壁改修工事は、表面をいくら良いもので施工したとしても、元々の下地の強度が弱ってしまっていては長期的に持たせていく事は困難です。その為、このような事前の調査が非常に重要になってきます。
外壁の改修工事をご検討のオーナー様は、是非事前に十分な調査をされる事をお勧めします!