【塩ビシート防水!】
2025.02.28
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
今回は当社でよく行う防水工事についてお話します。それは、
「塩ビシート防水」です。
防水工事には大きく分けて
・塗膜防水
・シート防水
・アスファルト防水
・FRP防水
以上の物が有りますが、シート防水の中の塩ビシート防水についてお話します。
仕上がりの状況
塩ビシート防水のメリット
①既存の下地の影響を受けない
シートをそのまま上から被せる為、下地を選ばず施工する事が出来ます。
他の防水工事の場合、前回行った防水との相性によっては不具合が生じてしまう場合が有ります。
②品質が一定
シート防水は、既製品のシートを張る。と言うシンプルな工程の工事です。
塗膜防水等の材料を指定の分量で混ぜたり、塗り重ねて厚みを付けたりする防水と比較すると、仕上がりの品質に差が生じにくい工事になります。
③工期が短い
塗膜防水と比較すると、塗った後の乾燥を待つ工程がなく、工期の短縮が図れます。
④施工後の不具合が少ない
カラスにつつかれたりして傷が付いたり破けたりする事が少なく、シートは熱や溶剤による溶着で高い水密性を発揮します。
塩ビシート防水のデメリット
①施工出来る場所が限られる
シートを張ると言う特性上、屋上にエアコンの室外機や機械類などが複数置いてある場合は施工が出来ない場合が有ります。
②施工コストが高い
材料その物の費用が高く、初期費用が高くなります。ただし、耐用年数が他の防水と比較して期間が長い為、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れていると言えます。
以下、施工時の様子です。
既存下地からの影響を受けないように、絶縁シートを張ります
塩ビシートを張り付けるためのディスク板を取付けます(ドリルで穴を空けるので大きな音が出ます)
塩ビシートを敷きこみ、専用の機械でディスク板に溶着します
シートの重なり部分を溶着します
施工完了です!
シート防水は前述の通り、耐用年数が長いなどのメリットが有りますが、すべての場所に施工できる訳ではないため、専門業者でしっかり事前の調査を行う事が必要です。少しでも所有物件の工事をお考えでしたら、改修工事専門業者である当社に是非お声がけ下さい。