スレート屋根とアスベスト
2026.04.28
皆様こんにちは。
弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はスレート屋根とアスベストの関連性、これまでの背景についてお話させていただきます。
改修工事をご検討されている建物の現場調査をさせていただく際、時折目にするスレート屋根の中に「ノンアスベスト屋根」というものがあります。
【ノンアスベスト屋根とは】
スレート屋根はセメントを固めて屋根の形に成型させた屋根です。
屋根の強度を高めるために昔はアスベストを含有させていました。
ノンアスベストとはそのアスベストが含まれていないという意味で、屋根業界ではアスベストが含まれていない屋根のことを意味します。
ノンアスベストを略して「ノンアス」と呼ばれることが多いです。屋根工事会社のスタッフや職人さんが「ノンアス」と言っていたら、アスベストが含まれていない屋根のことを指します。
【スレート屋根は3世代に分類されます】
スレート屋根は「アスベストが含まれている屋根」と「ノンアスベストの屋根(2000年前後)」「ノンアスベストの屋根(2006年以降)」の3種類に分けられます。
昔は強度を高めるためにアスベストを含めていましたが、発がん性の問題を受け、アスベストを無くした屋根が製造されることになります。
しかし、2000年前後に製造されたノンアスベストの屋根の多くは、まだ技術が発達しておらず、割れや欠け、反り上がりなどが発生しやすいことが後に判明しました。
これを受け、2000年代後半のノンアスベストの屋根は改良がなされています。
・アスベスト含有のスレート屋根
1990年代後半までに製造されていたスレート屋根です。
アスベストを含んでおり、かなり丈夫な屋根です。
30年程度は維持できるといわれています。
・ノンアスベストの屋根(2000年前後製造品)
1990年代半ば〜2000年代半ばに製造されたノンアスベストの屋根です。
この時期に製造された屋根の多くは、築後10年以上経過すると割れや欠けなどの不具合が現れてきます。
商品によってはリコールされている屋根も存在します。
築後15年~20年の間で屋根葺き替えや屋根カバー工法などの本格的な改修工事の検討が必要です。
・ノンアスベストの屋根(2006年以降製造品)
2006年以降に製造されたスレート屋根はノンアスベストの屋根にあたりますが、従前のスレート屋根の不具合続出を受けて改良がなされた屋根です。
築後10年経過した屋根を観察していると、屋根機能の影響はないものの、多少の反りやひび割れ等の劣化症状を見かけることが多いです。
築後20年~25年の間で屋根葺き替えや屋根カバー工法の検討が必要です。
勿論、アスベスト含有のスレート屋根や2000年前後製造ノンアスベストの屋根が建材として劣っていたという事ではなく時代の流れの中で建材も進化してきているということです。
皆様ご所有の物件やお住まいの建物はどのような屋根でしょうか。
当社では屋根の改修工事実績も多数ございます。
是非、ご所有の物件、お住まいの建物でお困りの事がございましたら、当社までご相談ください。
