大規模リノベーション現場の漏水調査　－2018年9月7日

皆様こんにちは、スリーヴイホーム現調積算課の松田です。

9月に入り、ようやく暑さも少しずつ和らいできた感もありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の夏は猛暑に加え、毎週のように台風の発生・襲来と、様々な気象状況に悩まされました。

特に、台風のような強い雨風の際は、雨漏りでお困りの物件も多数あり、弊社でも度々雨漏りの調査・対応に伺いました。

本日は、そんな漏水調査の状況をお伝えしたいと思います。

今回漏水調査に伺ったのはこちらの物件。

実はこの建物、8月16日に内装課のブログでご紹介させて頂きました、今現在まさに大規模リノベーションを行っております集合住宅です。

こちらの建物、集合住宅にしてはかなり珍しく、共同スペースとして利用できる和室があります。

しかしこの和室が以前より雨漏りしてしまっているとの事でした。

内部を見ると、天井からの雨漏りで畳が腐食してしまっているのが確認できました。

天井を解体し内部の状況を確認します。

更に、その部屋の屋上の状況も確認しますが、見た限りでは特に異常は無い様に見受けられます。

しかし現にその下の部屋に水が漏れているのは事実なので、実際の雨降りを再現すべく散水テストを行いました。

場所を変えながら少しずつ散水していきます。

ドレン（排水口）の部分に散水した所、内部への漏水が確認出来ました。

ドレンと天井の隙間から水が滴り落ちてくるのがはっきり確認できます。

再度、屋上のドレン周囲を確認した所、ドレンと屋上防水シートの接合部に隙間があるのが確認できました。

雨の日に屋上に降った雨がドレンに流れ込む際に、この隙間より浸水し内部に漏水したと推測できます。

丁度室内のリノベーション工事中でしたので、このドレン部分の改修工事も追加でご提案させて頂く事になりました。

雨漏りの改善には、まず漏水の原因を突き止め、その上で適切な処置を取るという事が非常に大切になります。

この部分をおろそかにしてしまい、おそらくここが原因だろう、であやふやな処置をしてしまうと、結局同じ事の繰り返しになってしまう場合が多いです。

ご所有の建物が雨漏りでお困りのオーナー様は、是非弊社スリーヴイホームに一度ご相談下さい！